疲れた時や、慣れない土地で
ひとり右往左往している時――。
ふと口にした食べものや料理がとてもおいしくて、
元気になれたことがたくさんありました。
和食も含めてさまざまな国や地域の料理がありますが、
長く愛され、何度もくりかえし食べたくなるものには、
心と体にしみわたるしみじみとしたおいしさがあるものだと思います。
さまざまな食文化に触れるなかで抱いた
そんな想いとともに、レシピ開発や執筆に携わっています。
庭乃桃(にわの・もも)
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士
東京大学大学院博士課程でヨーロッパ地域の歴史・文化を専攻。
現地への留学を機に、結婚をはさんで数年をヨーロッパで過ごすなか、
生活のベースとしての「食」の大切さを改めて感じて食の道へ。
その土地ごとの暮らし・風土からうまれる料理や食のありかたを学ぶ。
現在は料理家として企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、
食に関する書籍・コラムの執筆や、翻訳、講演など多方面で活動中。
2020年には、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション
「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、ヨーロッパ(EU)食材と日本食材のマッチングによる
季節のオリジナルレシピ12品の開発・監修を担当。
ヨーロッパハウス(駐日欧州連合代表部)でおこなわれたプレス向け説明会をはじめ、
日本食糧新聞社主宰のオンラインWebセミナー、国内最大の”食”の見本市・ファベックス関西2020
などに登壇し、同キャンペーンの基調講演もおこなった。