庭乃桃(にわの もも)

料理・食文化研究家
女子栄養大学 食生活指導士
コラムニスト / 文筆家
略歴:
東京大学大学院博士課程単位取得満期退学(ヨーロッパ地域研究・歴史学)。
幼い頃から季節の花々と野菜に囲まれて育ち、
ヨーロッパでの暮らしをきっかけにさまざまな食文化に魅せられて「食」の道へ。
その土地ごとの歴史・風土からうまれる料理と暮らし、食のあり方を学ぶ。
現在は料理家として、レシピ開発とスタイリング、撮影までを自ら手がけるいっぽう、
コラムやエッセイの執筆、翻訳、講演、気軽に参加できるオンラインレッスンなど幅広く活動中。
日々子育てにも奮闘しながら、「食」を通じて暮らしを楽しく心地よくするヒント、
生産者様の想いを届けています。

疲れた時や、慣れない土地でひとり右往左往している時。
ふと口にした食べものや料理がとてもおいしくて
元気になれたことがたびたびありました。
日本も含めて世界にはさまざまな国や地域の料理がありますが、
長く愛され、何度もくりかえし食べたくなるものには、
作り手の知恵や工夫、日々の暮らしをより豊かにしてくれる
しみじみとしたおいしさがあると思います。
さまざまな食文化に触れるなかで抱いたそんな想いとともに、
「食」に携わるおひとりひとりのお気持ちをなによりも大切に、
真摯にお仕事に向き合わせていただいています。